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六古窯

 

いわゆる六古窯

 

 平安時代の末期頃から、鎌倉時代に焼き物つくりが始まり、その後、現代までほとんど途切れることなく操業が続いた愛知県の瀬戸と常滑、福井県の越前、滋賀県の信楽、兵庫県の丹波、岡山県の備前の六カ所の窯場を「日本の六古窯」と言います。この呼び名は、昭和三十年代に、古陶磁研究家の小山富士夫さんが提唱したものです。その後の研究が進むにつれて、次々と新しい発見があり、これら六ヵ所のほかにも、やきものの歴史や発展の上で重要な役割を果たした窯場がいくつも判ってきて、今ではこの六ヵ所だけを取り上げて話題にすることはなくなりました。

 名古屋大学の名誉教授で中世の陶磁研究者、楢崎彰一さんは「中世のやきものには三つの流れがあった」として次のように説明しています。

「中世のやきものを分類すると、土師器系、須恵器系、瓷器系の3系列がある。土師器系には土師器そのものと瓦器の二者があり、前者は中世においては主に煮沸用具として機能している。また後者は西日本においてのみ作られた碗・皿などの日常食器類である。須恵器系には、平安時代の須恵器の伝統を引きながら、鎌倉時代において酸化焔焼成による茶褐色の陶器に転化した信楽、丹波、備前などと、須恵器の製作技術をそのまま踏襲した還元焔焼成による灰黒色の珠洲系陶器および亀山など西日本の瓦質系陶器類がある。最後に瓷器系には、一、平安時代の白瓷の系譜をひく施釉陶器としての瀬戸、美濃。二、無釉の日常食器類や一部の貯蔵容器を焼いた東海地方各地の白瓷器系陶器窯。三、壷、甕、すり鉢の三者を主として生産した常滑、渥美、湖西、兼山、中津川など。四、平安時代に白瓷生産の伝統を持たない北陸地方において、東海地方の白瓷系陶器の影響を受けて中世窯に転化した越前、加賀、笹神(新潟)、および東北地方の東北、品の浦(宮城)などが知られている。」

 この連載では、次回以降、瓷器系(瀬戸、美濃、常滑、渥美、越前)と須恵器系(信楽、伊賀、丹波、備前、珠洲)のやきものが中世を通してどのように変遷したかを説明することにします。

いわゆる六古窯
茨城県常陸太田

茨城県常陸太田

茨城県常陸太田市美里町

茨城県常陸太田市美里町

茨城県日立市

茨城県日立市

茨城県日立市2

茨城県日立市2

茨城県日立市3

茨城県日立市3

茨城県日立市4

茨城県日立市4

茨城県日立市5

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栃木県黒磯市

栃木県黒磯市

栃木県黒磯市2

栃木県黒磯市2

栃木県黒磯市3

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栃木県市貝町

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栃木県那須市

栃木県那須市

栃木県那須市2

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栃木県那須那珂川町

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栃木県宇都宮市

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栃木県益子町

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群馬県渋川市

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群馬県水上町

群馬県水上町

群馬県水上町2

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群馬県前橋市

群馬県前橋市

群馬県前橋市2

群馬県前橋市2

群馬県前橋市3

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埼玉県嵐山町

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群馬県某所

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埼玉県東松山市

埼玉県東松山市

埼玉県東松山市2

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埼玉県浦和市

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群馬県岩槻市

群馬県岩槻市

埼玉県岩槻市2

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埼玉県長瀞町

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東京都某所

東京都某所

東京都某所2

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神奈川県小田原市

神奈川県小田原市

神奈川県小田原市2

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神奈川県茅ヶ崎市

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神奈川県茅ヶ崎市2

神奈川県茅ヶ崎市2

神奈川県茅ヶ崎市3

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神奈川県横浜市

神奈川県横浜市

神奈川県横浜市2

神奈川県横浜市2

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