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九州の窯八 赤絵一

 

 赤絵は、高い温度(千二〇〇~千三〇〇度)で焼いた釉薬の表面にさまざまな色彩で模様を描き、低い温度(七五〇~八五〇度)で焼き付ける装飾の方法で、色絵、錦手、五彩とも言います。赤絵を焼き付ける窯を九州では赤絵窯、京都では錦窯(きんがま)と呼ぶのが一般です。

 赤絵の技術は、中国の北宋の時代(十二世紀)に河北省磁州窯で発明されました。これを宋赤絵と言います。元時代(十四世紀)には景徳鎮で白磁の上に焼き付けることが流行し、明時代になって五彩と呼ばれる華やかな赤絵が完成しました。

 この技術はベトナムに伝わり安南赤絵と呼ばれました。日本では、有田で磁器が作られるようになった後、酒井田柿右衛門が中国から取り寄せた材料を使って焼成に成功したのが最初です。

 柿右衛門によって完成した赤絵の技術は、たちまちの内に有田一円に広がり、赤絵業者が増えました。佐賀藩では、赤絵の技術が他領に漏れるのを防ぐとともに過剰生産による粗製濫造や共倒れを防止するために赤絵屋を一ヶ所に集め、十一軒に限定し、それぞれの業者には技術の重要な部分を相続人以外のものが携わることを禁じ、これを一子相伝として、一家の転居や婚姻にまで制限を加えるなどの施策を採りました。

 有田を中心に作られた赤絵には、古伊万里系、柿右衛門系、色鍋島系の三つの流れがあります。

 古伊万里系の赤絵は、中国明時代の製品の形や絵模様、色調などをなるべく忠実に写そうとして、器物の表面にも裏面にも、隙間なく模様を埋め尽くした絢爛豪華な雰囲気のものが多いです。

 柿右衛門の様式は、大和絵風な花鳥図を中心に主題材として写生画のように非対称で、余白を多くとった構図で描き、周囲には図案的な副模様を分割して配置するのが基本です。また、濁手(にごしで)と呼ばれる乳白色の素地はややクリーム色に近く、赤色との組み合わせが大変美しく映えます。器の口縁に口紅と呼ばれている褐色の釉薬を施したものがあります。口縁の形をはっきりと表し、使用上の安心感を与える効果があります。

 柿右衛門工房は、有田皿山で代表的な名門で、柿右衛門様式と言う独特のスタイルを創りだしたことは確かなことですが、今日、柿右衛門として扱われている作品の全てが柿右衛門工房の作であるとは言い切れないのです。内外の需要に応えて、たくさんの注文品を作ったのは柿右衛門の工房だけでなく、他の工房でも盛んに作られていたと考えられます。ヨーロッパに渡った十七世紀後半の色絵磁器の中には柿右衛門様式を踏まえながら、素地や上絵の具の異なったものがかなり現存していると言うことです。

九州の窯
茨城県常陸太田

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茨城県常陸太田市美里町

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茨城県日立市

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茨城県日立市2

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茨城県日立市3

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茨城県日立市4

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茨城県日立市5

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栃木県黒磯市2

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栃木県那須市2

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