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九州の窯3 唐津2

 

 唐津焼は、岸岳古窯の時代から日常の雑器が主に作られてきました。このため、形の種類は多種多様です。しかも手の込んだ繊細さや明るい華やかさは感じられず、おおむね地味です。

 素地は、砂目といって粒子のやや粗い感じの粘土のため、削り出された高台の内外はザラザラとしたちりめんじわのような小さなささくれができます。この粘土の特性を活かした伸びのびとした形に単純な灰釉の素朴さが唐津陶の特徴のひとつです。

 形作りはほとんどの場合ロクロ成形です。四角や梅形などの変形したものでも、一度ロクロで成形した後、コテや指先で変形し、型起しや貼り合せの方法で作られることはありません。大きな甕や壷の場合には、叩き作りという唐津独特の方法によることがあります。

 釉薬の原料は、土灰、藁灰、長石、鉄分の多い土石類などです。

 唐津焼のうち最も古くから作られてきたものに斑唐津(まだらからつ)と呼ばれるものがあります。釉薬に含まれる藁灰や長石の量を多くすると、透明性を失い白く濁ります。この性質を利用して作られるもので、素地や薪の灰に含まれている鉄分が影響して青い斑模様が現れるところから名付けられました。

 また、朝鮮唐津というのは、一度鉄分の多い飴釉を施した上に斑釉を掛けたもので両方の釉薬が混じり合ってなまこ状になったものです。

 絵唐津は、唐津陶の代表的なもので、昔から数多く作られてきました。絵の具は酸化鉄で、濃度や釉薬の厚さ、窯の焚き方などの影響を受けて必ずしも一様に発色するとは限りません。

 絵は、壷、皿、向付、茶わんなど作られるものの全てに力強い筆遣いで描かれ、その題材も身近にある草や花、鳥、虫、人物や単純な記号のようなものまで多種多様です。

 桃山後期から江戸前期にかけて唐津焼が発展したのは、わび茶の盛行に伴って刺激された国産陶器に対する需要の高まりが拍車をかけたからと言えましょう。さらに、文禄・慶長の役で名護屋に帯陣した大名たちに利休門下の茶人が多かったことが大きな影響を与えたことは十分考えられることです。とりわけ唐津焼きを茶陶として有名にしたのは織部好みだろうと思います。織部好みの作陶は美濃の窯が最も顕著ですが、唐津も施釉陶器で鉄絵の具による絵付け技法も共通であったことや、唐津・美濃間の技術の交流などお互いに似た作風になる条件があったと言えそうです。

 

 

九州の窯
茨城県常陸太田

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茨城県常陸太田市美里町

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茨城県日立市2

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