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喫茶の歴史7

 

 南北朝時代に、武士たちの間で流行した喫茶の習慣は、室町時代のはじめころには、一層の広がりを見せ、都市の貴族や市民から農村へまで及びました。 

茶会は四季折々に花や月、雪などを眺めながら同好の者たちが集まって、お茶やお酒を楽しんだものでした。当時の社会の出来事などを詳しく記した「看聞御記(かんもんぎょき)」という日記に茶会の様子を『音曲乱舞、終日興を尽くし、深更に及ぶ』と書いています。お茶会のあとは酒宴となり、二次会も、三次会も・・・・です。

 農民たちの間で行われた茶会を「雲脚茶会(うんきゃくちゃかい)」と言いました。茶の泡が、まるで雲が流れていくようにすぐに消えてしまうところから呼ばれたもので、「雲脚」とは品質の良くない茶の代名詞でした。室町時代を通して、市民や農民たちは支配者に対してたびたび一揆行動を起こしています。彼らが団結して立ち上がるには、何度も集まって、かなり綿密な計画を立てることが大切でした。このような場合に茶会は格好の隠れ蓑だったと思われます。

 奈良の町は、もともと仏教と茶の関係から、喫茶の習慣は多くの市民の間に定着していて、さまざまに趣向を凝らした茶会などが盛んに行われていました。興福寺の壇徒だった古市胤栄(ふるいちたねひで)という人が思いついて始めたといわれている「淋汗茶湯(りんかんちゃのゆ)」という風変わりな茶会のことが、経覚という僧侶の日記に記されています。『参加者は一五〇人ばかり、風呂の水舟の上に屏風を立て、絵を一幅掛け、その前に花瓶や香炉を置き、湯舟の天井にはおしまわして花が飾ってある。白瓜二桶、山桃一盆、さらに素麺が用意してある。参加者たちは入浴の後、茶を飲む。男たちが全部上がった後、女たちが入浴した。これを近郷の人たちが見物に集まった』とあります。私たちが風呂上りに良く冷えたビールを飲むのと同じ感じで、風呂上りの一服の茶はおいしかっただろうと思いますが、この茶会はかなり猥雑な感じがします。

 このころ都市では、「一服一銭」で茶を飲ませる行商人がいたことが当時の記録に残っています。寺社の縁日や祭礼などにも、茶道具一式を担いで参詣の人々を相手に商いをしていました。この一服一銭の茶店は、やがて参詣人の多い寺社の門前に店を構え、茶だけでなく、酒や女性のサービスまで始めることになりました。このような店を「お茶屋」と呼ぶのは、もともと喫茶店だったからです。

喫茶の歴史
茨城県常陸太田

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茨城県常陸太田市美里町

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茨城県日立市

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茨城県日立市2

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茨城県日立市3

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茨城県日立市4

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茨城県日立市5

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